酵素と出会う前の出来事
私が酵素と出会ったのは5年前でした。
そのとき私は抗がん剤
治療を行って
いました。
毎週または2週間に一回の割で、
通院での抗ガン剤投与に、
有明にある病院まで
出かけていました。
4時間くらいかかったり、時には
8時間近くかかるときもありました。
ですから暇つぶしに本を持参して
いきます。
本屋で買った本は私の健康への考え方を
変えてくれた安保徹先生と福田稔先生の
共著の本でした。
自分の作った病気は自分で治すというのが
基本の考えでした。
医者にすべてお任せの治療ではなく、
自分で選択していくことが大切という
ことを知りました。
特に安保先生の免疫理論は患者に
とっては生きる希望を持てるものでした。
何冊目かの安保先生の本の中に、
ホルミシス効果という言葉が書かれた
部分がありました。
細胞を活性化させ免疫力をつけると
いうものでした。
当時安保先生は新潟大学の教授で
地元の新潟の村杉温泉のことも
書かれていました。
全国にはラジウム温泉があります。
有名なところでは秋田の玉川温泉、
鳥取の三朝温泉
などたくさんあります。
でもどちらも東京からは遠すぎました。
信玄の隠れ湯と言われ、傷ついた武士が
増富のラジウム温泉に浸かって傷を
いやすという温泉があったのです。
山梨の増富温泉なら東京からは
それほど遠くはありません。
ネットで調べて金泉閣という宿を
予約できました。
今でも初回のことははっきり
覚えています。
1月の中旬から行き始めました。
前日から天気は雪の予報でしたので
車で行くのはやめて電車で出かけました。
幸いあずさ号は運行していました。
韮崎の駅に着くとあたりは15センチ
ほどの雪が積もっています。
増富ラジウム温泉郷までは途中から
山道になります。
山梨交通バスは平地のところはまでは
いくが途中で引き返すというのです。
韮崎から増冨ラジウム温泉までは
バスで45~50分かかります。
困って宿に連絡を入れると折り返しの
ところまでお迎えに来てくれるとの
ことでした。
バスの折り返しのところに金泉閣の方が
車でお迎えに来てくれました。
あたり一面雪!
ドンドン山に向かっていきます。
標高1000メートルのところにラジウム
雪から始まりました。